東大阪という、一聞するとローカルでありながら大阪市のすぐ隣に位置する布施。
南北に大きく貫いている商店街をベースに、沢山のご飯屋さんや飲み屋さんが軒を連ねていて、週末になると老若男女問わず街は賑わっています。
ラグビーワールドカップの開催もさることながら、市内へのアクセスの利便性も抜群で、外国人観光客のステイエリアとして人気急上昇中の布施は、今後ホットスポットになること間違いなし!
そんな布施でダンススタジオを経営し、移り住んで10年以上になる僕が、独断と偏見で布施エリアおすすめの飲食店さんを紹介するこのコーナー
題して「ふせブラ」
途中タイトル変更すること間違いないほど思いつきですが、その記念する一発目の飲食店さんとしてナポリで修行したピッツェリア(ピザ職人)が経営する「That's PIZZA(ザッツピザ)」さんをチョイス!
第一回ふせブラ
ザッツピザで本格ピザを喰らう
- 布施駅徒歩7分
- 本場ナポリで修行したピッツェリア
- イタリア製ピザ窯で焼く
ここ関西でピザ好きを語る上でこの名前を知らなきゃモグリですよ!
That's PIZZAはナポリ直伝の窯焼きピザ
That's PIZZAさんは、近鉄布施駅から徒歩で7分。
布施駅西側の南北に貫いている商店街「ブランドーリふせ」の北側4番街に入ってすぐのところにあります。
いきなり洒落た黒い建物とピッツァのロゴが現れるのでとても見つけやすいと思います。
カウンターで12席、4〜6人掛けのテーブルが2席の店内はこんな感じ。
大人数の予約の場合は2階席が解放されるので、パーティでも問題なく活用できて便利。
イタリア製ピザ窯は圧巻
これがThat's PIZZAの象徴でもあり、お店をする上で一番こだわったというピザ窯。
なんとイタリアのピザ窯の老舗マリオ・アクント製で、船で輸送して仕入れたとのこと。
金額を聞いてビックリ!凄まじい気合いです。
この建物の構造でこんな窯に出会えるとは思いませんでした。
That's PIZZAさんはFNFinkが経営するDance Studio INKのすぐお隣。
お互い暇な時は店舗の前でよく話したりするのですが、話してる間もピザ窯内の温度を気にして薪の位置を調整しながら一定に保つ徹底っぷり!
焼き上がったピッツァの香りにも影響する薪も、自分たちで調達して割りに行くほどのこだわりで、定期的にチェーンソーを持って、大量の薪とともにお店に帰ってきています。(関心
ピッツェリアって大変なんですね。
注文の仕方
That's PIZZAさんは先にオーダーとお会計を済ます先払いスタイルです。追加注文は後から席でも可能。
入ってすぐのこちらで注文します。
注文が終わると一枚ずつピザを焼いてくれます。
ピザが焼きあがるまでの一連の作業の流れが観れるのも一興ですね!
ナポリで修行したピッツェリアが作る生地は流石の一言
<手前・ソーセージとポテト/奥・生ハムとルッコラ>
窯に入ってしまえば焼き上がりまで一瞬。リザーブまでの速さにびっくりすると思います。
手作りのトマトソースは酸味が少なく、オリーブオイルも独自のブレンドで口当たりと香りがバツグンです。
それらはその日の湿度や気温に合わせて作られた生地のために調整されていて、文句なしの相性。全てが最高のバランス!
一口目に「美味しい!」っていう声をお店でよく聞きます。
それもそのはず。
店主で職人でもある洋平くんは、イタリアの中でもピッツァの本場ナポリへ単身渡り、一日2000枚のピッツァが出る三大ピッツェリアで修行した人なんです。
魂でナポリのピッツァカルチャーとスキルを学んだ職人が作る、本場の味にこの布施で出会えるなんてラッキーですよね!
店主おすすめピッツァ
・マリナーラ(¥700)
チーズなしで、トマトソースとバジルが乗ったシンプルなピザです。
店主おすすめの理由
ピッツァの歴史は古く、元々は漁師の食べ物(まかない)で、一番最初に食べられたのがこのマリナーラだそうです。
いわば、マリナーラはトマトソースを塗って食べた歴史上最古のピッツァなんですね!
チーズなど、ごまかしができないシンプルなピッツァなので、トマトソースと生地で勝負。パスタでいうとペペロンチーノのような存在。
ぜひ一度食べてみてください!とのこと。
TA2OWおすすめピッツァ
・生ハムとルッコラのピッツァ(¥1,200)
マルゲリータベースにプロシュート(生ハム)+ルッコラがトッピングされています。
とにかくこのプロシュートが本気で旨い。
プロシュートの塩っ気とマルゲリータの甘み、トマトソースの酸味がマッチし過ぎてて食べ始めたらもう止まりません。
仕入先までこだわっている店主だからこそラインナップできるピッツァですね。
ちなみに僕は一年ほど毎回これしか食べませんでした笑
・ガーリックとアンチョビのピッツァ(¥950)
マルゲリータベースにガーリック+アンチョビがトッピングされています。
これを食べた後は本当にニンニクの匂いをまとうので、女性と一緒の時や予定を控えている時はなかなか食べ辛いですが、ここは我慢してぜひ食べてもらいたい。
モッツァレラチーズのまろやかなコクの中にザ・ニンニクの香りとアンチョビの塩っ気がたまりません!
一度食べるとクセになること間違いなし!!
生ハムとルッコラの次に、半年ほど食べ続けた一品です。←本気で
TA2OWおすすめのサイドメニュー
ザッツさんは何もピッツァだけではなく、サイドメニューにもその経験豊富なスキルを遺憾なく発揮しています。
メインメニューが美味しいのは当然ですが、サイドメニューの美味しさでこそその店の底力って見えてくるもの。
その中でも超オススメなのがライスコロッケとチキンナゲット、そして豚バラの燻製です。
<僕は行くと必ずと言っていいほどナゲットを頼むのでセットで出てますが、別売りです>
ライスコロッケ(¥100)は、ホワイトソースとご飯の絡み具合と塩気のバランスが抜群で、程よく濃厚。
かといってピッツァを邪魔せず、ちょうどよく腹の足しになってくれる名脇役!
中でも丁寧に下処理し、衣をつけて揚げたチキンナゲット(5コ入り/¥300)は大人気で、これがスタンダードなチキンナゲットか!と思い知らされるほどシンプルイズベスト!
僕もザッツさんのナゲットは大好きなんですが、ピザ屋なのにナゲットだけをテイクアウトする人もいるそうです(笑
そして特におすすめしたいのがこの豚バラの燻製(¥800) です。
どっすかこのテリ
もうね、燻製の香りとレモンを絞った豚バラ+岩塩ってもうね、最強のコラボすぎ。
たまりません・・・
That'sカロリー爆弾ですが、PIZZA屋にきたからにはカロリーはフルスロットルで無視するのがザッツスタイル!
注文の際はサイドメニューもぜひお忘れなく!
カジカジとコラボPIZZAにも注目
ザッツさんはあの有名なカジカジさんと毎月コラボPIZZAを出しています。
サイドメニューにも高いクオリティで研究されているPIZZA屋さんのコラボピッツァが美味しくないわけがありません!
去年の年末に出た照り焼きチキンのピッツァ
<店内撮影の写真がなく当スタジオで食べた時のピッツァ>
僕も毎月新作を食べるようにしてますが、どれも本当に旨い!
訪問の際はぜひチェックしてみてください。
TA2OW的That's PIZZA推しポイント
一見カジュアルで今流行りの雰囲気のThat's PIZZA。
働いているスタッフさんも、いかにも今風でストリート感がありラフですが、きっちりピッツェリアというギャップが魅力的ですね。
トマトソースのクオリティやドレッシングの酸味、モッツァレラの質、シーズンによって変わる限定ピッツァの仕上がりなど、食材の相性をよく理解して仕入れ、調理しているし、挑戦してる部分が垣間見えて、本当にクオリティの高いピザ屋さんだと感じます。
That's PIZZAはナポリ直伝ピッツェリアが提供する、敷居も低くくてリーズナブルな本格ピザ屋さんです!
ピカンテオイルの存在
さらに僕がびっくりしたのが、本気のピッツァを食す上で欠かせないピカンテオイルが各テーブルにあること!
これは何かと言うと唐辛子のオイルで、イタリアンに精通している人には珍しいものではありません。
でもこれが意外に置いてなかったりするんですよね〜
ザッツさんに初めて訪問した際、タバスコよりも俄然トマトソースやピッツァの風味を上げてくれるピカンテオイルが置いてあるのを見て「ここは間違いないな」と感じました。
プロフェッショナルでありながら、こだわりを見せつけることなく味で勝負する職人魂こそがThat's PIZZAの魅力。
決して一つの流行りではなく、一つのピッツァカルチャーとして残り続けていくのだろうと感じさせてくれます。
初夏には大阪ミナミに2店舗目を出店するとのことですので楽しみですね!
ザッツピザまとめ
心底ピッツァカルチャーを愛するピッツェリアだからこそ提供できる美味しいピザ屋、That's PIZZAさんに行けばナポリの味を骨の髄まで堪能できますよ!
個人的にランチがおすすめで、ランチ時についてくるミニサラダにかかっているカラスミベースのドレッシングがこれまた美味しんですよね〜
一見怖そうに見えるスタッフさんは気さくなオニーサンたちなのでご安心を!
布施にお越しの際はグッドなナポリPIZZA屋、That's PIZZAを行きつけにしてみてはいかがでしょうか!