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コロナ濃厚接触者になって知るコロナのリアルな怖さ

投稿日:2021年5月27日 更新日:

TA2OW
パートナーがコロナ陽性者となり、濃厚接触者となった数週間の僕の実体験を書いてみようと思う

僕が住んでいる大阪ではコロナによる医療崩壊の真っ只中にある。

この記事を執筆している5/26現在では、新規感染者数のピークは過ぎたと言われているが、それでも連日凄まじい数字がカウントされていて、依然として収まる気配はない。

そんな中、今月の初頭(5月頭)に同棲しているパートナーからまさかのコロナの陽性反応が出る。4月の終わりから体調を崩していたが、一気に熱が上がり、検査結果は陽性…。

もちろん僕は疑う余地もなく濃厚接触者として保健所から連絡があった。

報道の通り保健所はパンク状態

先日大阪では保健所からの連絡が遅い、対応が悪いというニュースがこぞって取り上げられた。

実体験として、パートナーがまだコロナが疑わしかった頃、あらゆる病院でPCR検査を拒否されたため、保健所経由で探してもらい、1箇所だけ受け入れてくれる病院が見つかったためPCR検査を受診。(鼻と唾液の2パターン)

ところが、待てど暮らせど検査結果の連絡がない。本人は39度越えの高熱が出始めてから既に6日が経過し、看病する僕も、パートナーがコロナかどうかわからないため、積極的に看病もしにくく、双方不安で仕方なかった。

結局、保健所から電話連絡が来たのは、陽性反応が出てから5日経ってのことだった。

保健所からの電話の内容と覚悟

パートナーに保健所から電話連絡がきたタイミングは、まだ高熱が出ていたので強制的にホテル療養とのこと。

本人は断固拒否していたが、僕としては看護師さんが常駐しているホテル療養の方が安心だった。ご飯もちゃんと出るし、何かあっても対応してくれる確率が自宅よりも高い。

これも実際保健所とやり取りをした内容だが、「容態が急変したらどうすればいいか?」との問いには「今コロナと言って救急車を呼ぶと拒否されるから保健所のコールセンターに連絡してくれ」と言われた。

同時に「コールセンター経由で救急車に走ってもらい、その間に受け入れてくれる病院をこちらで探す」とも言われ、最後には「救急車で2時間待機したケースがある」とも。電話越しに申し訳なさを伺えたが、シビアな現実を知らさせた気分だった。

パートナーのホテル入居は2日後とのことだったが、電話を切ったあとも本人は「行きたくない」の一点張り。そして最後の一言が、今まで感じたことの無い覚悟を迫られることになる。

たっちゃんに会えるのはそれが最後になるかもしれない

あぁ、そうか。

このままパートナーがホテル療養となり、仮に容態が急変して、万が一でも命を落とすような事があれば、顔を見るのはホテルに行く日が最後になるんだと。

1週間ほど寝たっきりで、喋ることもままならず、容態は苦しそうな中で絞り出した声の悲しさが、恐怖をより現実に押し上げてきた瞬間だった。

幸い、ホテル入居前日に熱が下がり、当日には37.5度を下回ったのでホテル療養は回避し、自宅療養となったが、コロナの本当の恐ろしさを思い知らされたように思う。

濃厚接触するも結果は陰性

保健所から改めて電話があった僕は、自宅の近くで1箇所だけPCR検査をしてくれるクリニックがあるということで受診。(唾液検査のみ)

しかしなんと、翌日(5/3)に知らされた結果はまさかの陰性

聞く耳を疑ったが、濃厚接触でも2週間は自宅隔離はしなければならないとのことなので、抱えている仕事を一旦全てストップし、大人しく自宅での隔離生活をスタートさせた。

ところが隔離生活9日目(5/12)あたりから37度付近の微熱が出始める。(隔離生活中は毎日検温)

もともと平熱が35.4~6度と低い僕は、体温が37度前後になると身体は急にだるさを帯びはじめる。一説では体温が1.3~5度上昇すると発熱とも言われているが、医学的には37.5度を超えててはじめて発熱症状というみたいだ。

とはいえ、長い人生で37度前後が、しかも風邪の症状が一切ない状態で1週間も続いたことがなかった僕は、念のため隔離生活が終わる翌日の5月17日に自主的に街のPCR検査センターへ行くことにした。

3回目のPCR検査

結果はまたしてもまさかの陰性。

少しさかのぼって話をすると、PCR検査は以下の計3回受けている。

4月22日←仕事で宮古島に行くため自主的に受診PCR検査センター/陰性
5月2日←保健所指定のクリニックにてPCR検査/陰性
5月17日←微熱が続くので念のため自主的にPCR検査センター/陰性

さらに微熱が出るちょっと前に、僕の直近から爆発的にコロナの陽性反応が出始めた。その数コロナ陽性者6人、濃厚接触者3人(いずれも陰性)。

もちろん隔離生活をしてたため、そのメンバーはそれぞれの生活環境下でコロナに感染したわけだが、すぐ近くまでコロナは近付いていることをよりリアリティを持って実感すると同時に、不謹慎だが、同じものを食べた、いわゆる100%の唾液感染をやってのけた濃厚接触者でありながら、コロナに感染しないあたり、僕はここまでくるとコロナに慣れない男と言っても過言ではない。

と、なると、2週間の隔離生活が終わったというのに、1週間も引くことのないこの微熱の正体が気になってくる。

若干の倦怠感と微熱以外は全く何の症状もない上、コロナでもない事が逆に不安になり、最近健康診断を受けてないこともあって血液検査をすることにした。

大阪日本赤十字へ

翌日にさっそく日赤へ。

予約なし、紹介状なしで総合病院へ行くというのは今の時代ナンセンスだと思うし、その自覚はある。

ただ、僕は今住んでいる近辺の病院やクリニックを全く信用していない。し、できない。

そこに至るエピソードはいくつがあるが、シンプルに住んでいる街の医者を信用できないので、高額な初診料を払ってでも総合医療病院に行くようにしている。

とはいえ、案の定平時でさえ人の多い総合病院は、このコロナ禍にいたっては凄まじい人の数。

今までなら受診できたものの、今は紹介状がないと診察できないということであっさりと断られた。←当然

しかし、その日のうちに血液検査ができる日赤の近隣にあるクリニックを紹介してくれるという手厚い対応。血液検査最強説を展開する僕は、どうしても当日中にしてもらいたかったので本当に有難かった。

たとえコロナ陰性だとしても。コロナ禍で生活する心得

事前に、3回PCR検査が陰性であることはクリニック側に伝えてくれていたが、濃厚接触者であることには変わりないので、クリニック到着後はすぐに別室へ移動。

検温、血中酸素濃度のチェックが行われた後、先生との細かい問診が始まり、結果は以下。

  • 唾液検査の正確性はそこまで高くない。
  • 正確性が高いのはやっぱり鼻綿棒
  • 微熱ということは何がしのウイルスがいることは間違いない
  • とはいえ、コロナウイルスは10日ほどで感染力は低下するから鼻綿棒で検査する程でもない(隔離生活を14日した上で)
  • ただ陰性だとしても隠れコロナの疑いは十分ある
  • だからマスクと消毒はしっかりして仕事してOK(隠れコロナ前提)
  • 陰性だとしても安心はしてはいけない(濃厚接触者前提)
  • 街を歩いている人の中に陰性の隠れコロナは尋常じゃないくらい存在しているとも

全てメディアでアナウンスされてる内容なので、改めて再確認するまでのことだったにしても、印象的だったのは先生の街のPCR検査センターの結果の信ぴょう性を疑う姿勢。

また、濃厚接触認定時に保健所が探してきた自宅付近のクリニックでのPCR検査が唾液検査のみだったことにも納得いってなかった様子。

実際、パートナーが病院でPCR検査を受けた時、唾液と鼻綿棒の2パターンで検査をしたと言っていた。コロナ検査を受け入れている病院やクリニック内でも、検査の内容にムラがあり一貫性がない。

日赤で紹介された今回のクリニックの入口には「ワクチンの予約開始しています」のチラシも貼られていて、積極的にコロナ対応されてる先生だけに、自己見解と地域医療の使命、国策との狭間で戦っているのかなぁと思いを馳せつつ、同時に在籍する看護師さんもめちゃくちゃ多くて、最前線の医療を少し垣間見た瞬間だった。

血液検査の結果は

白血球の数値は平均より倍だったものの許容範囲だが、何らかのウイルスが入ってるのは間違いないとのこと。

その他の数値も若干アクティブ傾向にあったので、ウイルスは断定するほどのことでもなく経過観察となったが、この身体のダルさの原因を突き詰めずとも現段階では納得。

このコロナ禍でもあり、僕の場合は完全なる濃厚接触者ともあって、ウィルスの正体はコロナと仮定し、発熱した5月12日から10日間は隔離となり、隔離解除予定だった16日から、大きく延長することになった。

今回の一連の流れは、濃厚接触者として陰性反応が出たものの、隔離生活中に微熱が続いたことで、こういう受診形式になり、隔離延長という最適解を見つけれたように思う。

しかし、これが日常生活の中での微熱であり、かつ陰性反応が出ているケースならば、人はかなり動くと思うし、僕もこれぐらいの微熱ならば間違いなく仕事を再開してるし、人とも普通に接して生活するはずだ。

いまだ集団免疫を獲得できてない状況で、陰性反応ですら疑わしく、上記のようなことが現実問題として起きるのだから、緊急事態宣言が繰り返されてしまうのも理解できる。

変異株の感染も増えてきている今、結局は一人一人が意識を高く持ち、自制した行動で生活を続けなければ、取り返しのつかないことが自分だけでなく、身内にも起きる。

その圧倒的な高い感染確率のリアリティを感じることが本当に大事だと、終息の1番の近道だということを、身をもって体験した。

最後に

コロナがなぜここまで怖いのか。

普段の生活の中で疑う余地もなかった「最終病院に行けばなんとかなる」という概念が通用しないほど、日本の素晴らしい医療体制が逼迫しているという現実だ。

重症化病棟が90%を超えて稼働し、助けれる命が助けれないという現実が、この令和の時代に実際起きている。我々一人一人が、コロナに感染しないよう選択する行動は、人の命を救っていると言っても等しい。

結果的に丸1ヶ月も自宅で隔離されることとなり、働けない罪悪感を感じつつ、幸い2人とも重症化することがなかったので緩やかな生活を送らせてもらっている最中、緊急事態宣言が6/20まで延長となることはほぼ確定した。

現政府は頼りない。最適解かどうかもわからない。だからといって好き勝手行動すれば、医療をより逼迫させてしまう。

1人でも多くの尊い命が救われるように、引き続き自制し、注意しながら前向きに生活していきたいと思う。

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Makanania(マカナニア)管理人。ex.TA2OWeb. 兵庫県明石市出身。スニーカー・Mac・沖縄マニア。『創業ワンストップパッケージサービス』(創業計画支援・店舗施工・デザイン・SNS告知用写真撮影&動画制作・フライヤー作成)飲食コンサル、DIYプランナーなど手がける事業多数。東大阪在住。

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