デニムにかける情熱の一部は【永久保存版】ジーンズのポテンシャルを最大限引き出す洗濯方法。で書き殴らせていただきました。
しかし今回は自分でリメイク&カスタムしちゃおうってことで、育てるレプリカジーンズとは打って変わって、安くてありきたりなジーンズを、旬のイケてるジーンズにリバースさせてみようと思います!
時代は細身。ってか細身が時代。
ということでまずは完成系から。
3〜4000円のジーンズとは思えないクオリティだと、多方面(特に海外の方)から絶賛いただいており正直めちゃくちゃ嬉しいです。
けどこういうのって元が安いから思いきってカスタム出来るのがいいですね。失敗を恐れず、己のセンスを信じて思いきっていっちゃいましょう!
今回のポイント
・ストレートをスリムにするために裾にファスナーをつける
以上が今回のメイン工程です。ファスナーを買うついでに糸を買っても1000円しないので、長く愛用するつもりならデニム用の、20番くらいの太い糸を使用するのがオススメ。丈夫に仕上がると思われます。
レッツリメイク&カスタム!
元になるジーンズはこれ。かの有名なあの、定番のスリムフィットのストレートジーンズです。
工程は減らしたいので、ベストなたるみを計算して裾上げはお店の人にしてもらいました。
▼ジーパン以外で購入したのはこちら。ファスナー×2とデニム用の糸(オレンジっぽいやつをチョイス)
▼まず裏返しにして仕上がりの目印となるアタリをとります。
▼ファスナーは内側に付けたいので赤の色鉛筆でチェック。三角でアタリを取っているのはストレートをスリムに変えるため。ふくらはぎのあたりも絞りたかったのでファスナーの長さよりも長めにアタリをとっています。
▼折り返して縫製するために、赤線よりも+25mmほど幅を残してカット。※印の赤線を切らないこと!
▼縫いやすいように裾テープをアイロンで接着。出来る人はしなくてもOK!
▼ジーパンの場合、糸がほぐれやすいので2回折り返しました。
▼そしてファスナーを仮止め。
▼そしてミシンでためらいなく縫う!
▼縫い順はこちら。
①のファスナーをしっかり縫ってから、縫えてない②のところを裏から縫います。太ももの絞りはここで調整してください。
ちなみに多分②→①の順番が正しいと思うので、やりやすい方で問題ないと思います。
▼いよいよエイジングです。カッターの刃で表面を縦に、横に、ひたすら削ります。時に刃を立てて引っかいてみたり。
▼時に思いきって切ってみたり。
▼指で持っているところをカッターで削ると縦糸がほぐれて横糸の白糸だけになったりします。
▼これを満足行くまで繰り返したのがこちら。
▼この写真は洗濯後です。洗濯すると切り口が丸みをおびてきて主張されるので、エイジングはほどほどにしてみてもいいと思います。
重要なポイント
実はこの工程の中で裾の縫製が完了して、エイジングをする前にジーンズを色落ちさせました。
最初の写真を見てもらってもわかると思いますが、買った時のジーンズは適度な色落ちはあるのですが新しさも同時にあってなんか嫌でした。
もしジーンズを色落ちさせたい人は必ずエイジングの前にしてください。エイジング後にやってしまうと、引っかかって破いたりしてせっかくのエイジングが台無しになってしまいます。
僕はブリーチを使うのが面倒で嫌なので古典的な方法「ジーパンを履いたまま風呂に入って、タワシと石鹸や洗剤で徹底的にこする!洗う!」で色落ちさせて乾燥機にぶち込みました。
今回は家にタワシしかなかったのですが、経験上本当なら軽石がベスト。こすると同時に表面も適度にダメージを与えてくれるので良い仕事してくれます。
ブリーチでも色落ちは可能ですが時間も手間もかかるので、ジーンズを購入する時に気に入った色落ちのジーンズを極力チョイスすることをオススメします。
今回のマジで
いやー、初めてにしてはかなり自分のイメージに近づけました!
実は今回リメイク/カスタムするにあたって参考にしたブランドのジーンズがあるのですが、個人的には大満足の出来栄えです。
確かに高いお金を出して商品を買うのもいいですが、正真正銘この世に同じものは一つとないオリジナルのカスタムジーンズ。正直、愛着ハンパないです。
もう季節は夏本番!薄着でボリュームがなくなるこの季節に、下半身にこれぐらいインパクトあるジーンズを持ってきても違和感なくかなり良いアクセントになりますね。
同じ様な方法で、ジーパンをハーフパンツにリメイクしたりもできるので、いらなくなったジーパンがある方は是非挑戦してみてはいかがでしょうか!