1月7日、やしきたかじんさん死去のニュースが関西メディアを駆け巡りしました。あまりにも突然の報に関西の人たちは誰しもが悲しみにつつまれたのではないでしょうか。
僕は業界で働いていますが、特に何か詳しい情報があるわけではありませんし、本人とはしゃべったこともありません。しかし本当に色々と考えさせられ、悲しい事柄だったので、自分なりに一つ形にしたいと思い、やしきたかじんさん訃報のニュースをまとめようと思います。
やしきたかじんさんに関するニュース
浪速の視聴率男 やしきたかじんさん死去 食道がんで休養中/MSN産経
志村けん たかじんさん死去に「つらいんです 同じ年」/スポニチ
味の素なくてセット破壊 たかじんさんに数々の“武勇伝”
/スポニチ
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宮根誠司が気丈に毒舌「おそらく今、閻魔様とケンカしていると思います」/リアルライブ
大竹まこと、たかじんさんと間違えられていた ラジオで思い出語る/ORICON STYLE
たかじんさんお別れ会 在阪の民放5局がタッグ組み開催へ/スポニチ
秋元康氏 たかじんさん偲ぶも発言訂正/芸能/デイリースポーツオンライン
「たかじん、ありがとうな」 追悼番組でメッセージ - MSN産経ニュース
鶴瓶「いいツレ」“親友”たかじんさんからメモ残されていた ― スポニチ Sponichi Annex 芸能
たかじんさん死を覚悟、知人にメッセージ : nikkansports.com
突然の遥さんの告白にスタジオが泣いた
たかじんさん赤ジャケットで旅立ち「たかじん胸いっぱい」で遙洋子明かす/スポニチ
突然の訃報が収録日の2日前だったので9日は確かに朝から忙しかったですが、リハでVTRを見る限り、そこまでしんみりとした構成ではなかったし、追悼番組といった雰囲気でもありませんでした。
収録中も演者さんは気丈に明るく振舞っていたし、MCのサブローさんもしんみりさせまいと話題に華を咲かせていたように映りました。
詳しいことはスポニチの記事、その通りです。
堀内さんの歌の時は悲しみというか、偲びの涙でした、なんか本当に亡くなったんだという。
けれど遥さんのサプライズ告白の時は、悲しみというより感動的な涙でした。
僕は人前で泣くのはかっこ悪いと思う性分なので、悲しみの涙は我慢できますが、感動の涙はこらえることができず、スタジオの裏のモニターを見ながら、ADさんが近くにいるのに涙が止まりませんでした。
生死感は人それぞれ文化的、教育的、宗教的な差異がありますが、ただ感じたことは、生があるから死があるわけで。死があって生があるわけで。生死は表裏一体なんだなと。誰しも必ず訪れる死に対して、自分なりの美を追求し、完遂する姿勢って気高いと痛感しました。
「やしきたかじん/その時の空」
今回のマジで。
たかじんさんの冠番組のひとつ、関西テレビ「たかじん胸いっぱい」の大道具としてチーフを担当をさせてもらいましたが、今思うと裏方ながら本当に誇らしい仕事をさせてもらっているのだと感じます。
自由な服装と髪型で働きたいだけで業界に入った僕は芸能人に全く感心がなく、業界に入ってからも数ある番組の一つとして淡々と仕事をこなしてきましたし、移り変わりの激しい業界にの中で、誰が死のうが生きようが、離婚しようが結婚しようが何の感情も興味もありませんでした。
しかし、今回の訃報に触れたことで様々な感情が心を駆け巡りました。自分の中で決めた事とタイミングが合ったことも大きいですが、改めて特別な仕事をさせてもらってるのだと思うと、今は職場の人や周りの環境に、ただただ感謝しかありません。
誰もが知る人の、誰もが知る番組のセットを担当させてもらえたこと。僕の一生の中で心に残り続ける大切な思い出と誇りとなる特別な時代を築かせてもらえました。
普段はしませんがここで番宣を。
2月8日(土)「たかじん胸いっぱい-たかじんさん追悼特番-」が8chで放送されます。
今そのセットの制作真っ最中ですが、豪華なゲストも来られますので、たかじんさんファンの方は是非ご覧ください。また僕自身、チーフとしては最後のセットになると思いますので合わせて観ていただけると嬉しいです。
[via やしきたかじんオフィシャルウェブサイト]