WWDC2021が6月7日(現地時刻)、日本時間6月8日午前2時頃から開催される。
iOS15など気になる情報は多いものの、やはり気になるのがTouch Barが廃止された、M1XともM2ともいわれるMacBook Proだ。
今のメインマシンのMacBook Airは、Early 2015という6年前のマシンで、買い替えるタイミングの僕としては、今回のWWDCは期待度MAXだ。
2015年式MacBookAirはかなり優秀で、バッテリーの持続力をのぞけば、立ち上がりや挙動もいまだ速く、フリーズすることもない。まだまだ現役でやっていける気概を感じる。
しかし、IllustratorやPhotoshopを多用する以上、今やデフォルトとなっているRetinaディスプレイが恋しいのも事実だし、現行のM1が織り成す感動も体験したい。
ただApple製品すべてに言えることだが、製品リークも多く、一度買うタイミングを逃してしまうと『次の最新モデルを待とう』となってしまい、半年以上のラグができてしまう。
それで6年を費やしてしまったから、この機を逃すわけにはいかない。
年内MacBook Air発売の噂
しかしここにきて、なんと年内MacBook Airの発売がささやかれている。
MacBook Airは個人的にApple製品の中でも一番優秀なマシンだと思っていて、iMac×3台、MacBook Pro×1台、MacBook Air×2台の使用歴の中でも、MacBook Airの使用頻度と信頼はダントツを誇る。
ガジェット系ブロガーでない人間にしては買い替えてきた方だが、MacBook Airが一番自分の求めるものすべてを包括していた。
僕のMacBook Airの使用コンセプトは『最低限のスペックでどこまで使い倒せるか』。
IllustratorやPhotoshop、Premiere Pro、ブログに写真編集と、「普通の人よりは比較的Macをガシガシ使う」立ち位置だからこそ、最低限のスペックでどこまでできるかを検証出来れば、リーズナブルな価格と魅力のMacBook Airを世に広く知ってもらえると思っている。
下位モデルを過小評価して、必要のない上位スペックを何も知らずに狙ってしまうのはもったいない。
2015年当時のMacBook ProとAirの差は圧倒的だったが、それでもMacBook Airの薄さ、軽さ、十分すぎる性能に感嘆し、不自由なく今にいたる。
M1 MacBook Airは発売後すぐ買う予定にしてたがタイミングを逃してしまい、Touch Barが廃止され、M1以上といわれる今回のMacBook Proを狙っていた。
そこにまさかの新型MacBook Airの年内発表の噂。これには正直参ってしまった。
MacBook Airは買いなのか?
M2搭載と噂されるMacBook Airにも、個人的に気になる点が幾つかある。
その代表が『白いベゼル』だ。
噂に過ぎなくともApple製品の傾向性として、つい先日発売されたiMacシリーズのカラバリを踏襲するのはうなずける。
iMacのデザインが少しの間Apple製品の『普通』になるのは、歴代のApple製品のラインナップを知っていれば間違いないだろう。
キーボードも白に一新されるようで、個人的にはちょっと受け入れにくい。というのも、デスクトップのキーボードは歴代白で統一されてきたが、シンプルによごれが目立つ。
6年使うMacBook Airを、今でも新鮮な気持ちで使い続けれているのは、古さは表に貼られたステッカーが物語るぐらいで、ディスプレイをふくめたその周りがいまだに全て美しいからだ。
ただ、さすがにAppleといえど、それぐらいのことは分かってるだろうし、iMacとMacBookはいままで差別化されていただけに、少しばかりMacBook Airの延長線上にあるアップデートの可能性を捨てきれないのも悩ましいところ。
リークとはいえデザイン一新の信頼性
だがここにきて、もしM2を搭載(と噂される)の新型MacBook Air+豊富なカラバリ+リーズナブルな価格帯で販売されるとしたら、MacBook ProとMacBook Airの明確な差別化が生まれる。そうだとしたら長い歴史の中で初めてのことだ。
MacBook Airの性能よりも、世間はデザイン一新に注目が集まるだろうし、ようやくMacBook ProとMacBook Airのユーザーを分かりやすく分け隔てることができる。
その可能性が、『白いベゼル』を含めたデザイン一新の信ぴょう性をより高めてくる。
WWDC2021のMacBook Proが全てを決する
葛藤が多い内容だが、やはりどう考えても『白いベゼル』のMacBook Airならば、僕は欲しいとは思えない。
現時点では噂の域を超えてこないことを考えると、MacBook Airの年内発表を待ってからでも遅くはないが、僕にとって『発表がない場合』と『白いベゼルの場合』の打撃はすさまじい。
『6年待ったから半年待つぐらいどうってことない』と、この数日自分にいい聞かせているが、毎日MacBook Airを触る人間のこれからの半年は6年を超えてくる。
MacBook Airとともに駆け抜けた7年の年月だったが、買い替えのタイミングと新型MacBook Proの朗報とMacBook Airデザイン一新の噂の雌雄は、WWDC2021で決まる。
内容次第でMacBook Airを待たずに間違いなくMacBook Proを即買いするか、価格によってはM1 MakBook Airを買うかもしれない。