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【兵庫】神戸で本気のタンシチュー。創業50年、老舗の洋食屋さん「グリルミヤコ」に行ってきた!/元町

 


生まれも育ちもシーサイド、@itzTA2OWです。

港街は総合的に独特の文化が形成されています。それは開港以降、往来する船から物資だけでなく、その国の文化までをも受け入れてきたことが背景にあります。

もちろん港町である神戸も、異国の影響をふんだんに受けて形成されてきました。有名な異人館や元町中華街を筆頭に、異国情緒あふれる建造物がたくさんあり、街の雰囲気そのものを創り上げています。

その中でも生活レベルで密接に関わってくる「食文化」は独特な変貌を遂げており、神戸は洋食屋さんが有名です。海老フライにハンバーグ。シチューにハヤシライスと、小さい頃のご馳走として君臨し続けるラインナップも、大人になればワンランクもツーランクもアップしたオトナの洋食屋さんに行けるようになりますよね!

先日神戸の洋食屋の名店グリルミヤコに行ってきました!ここは名前は聞いたことがあるものの、なかなか行くタイミングがなく(というか地元すぎてあえていかない)ずっとスルーしていたのですが、ツイッターでこんな記事が僕のタイムラインに流れ着きました。


もうこれ見てテンションただ上がり!行かずは神戸っ子の名が廃る。ということで早速タンシチューを食しに行って参りました。もうこれが美味しすぎてどうにもならなかったのでご紹介させていただきます!

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グリルミヤコ名物のシチュー!

JR元町駅からは商店街を経由して神戸駅の方向へ歩いて10分弱のところにグリルミヤコはあります。


わかりやすい位置にあるので、スマフォのナビを使えば迷わず行けると思います。

ランチメニューもあるのですが、僕は迷わずタンシチュー、奥さんはハンバーグと海老フライのセットを注文。

どうですかこれがグリルミヤコ名物のシチュー![タンシチュー2,500円]


店長さんがカウンターから「ドゥミグラスソースをポテトやパスタに良く絡めて食べられると美味しいですよ!」と教えてくださいました。

そうなんです。グリルミヤコの名物はタンやビーフではなく、このドゥミグラスソースなんです。このドゥミグラスソースに長い歴史と熱い人の想いがたくさんつまっていているんですね。

実際頂きましたが、こんなにも美味しいマッシュポテトを食べたのは生まれて初めてでした。脇を固めるパスタもドゥミグラスソースと合わさってメイン食材になっています。

本来のメインであるタンはというと、こんなにも分厚いのに柔らかいタンも生まれて初めてで細部にまでドゥミグラスソースが馴染んでいて口の中で美味しく溶けていきました。奥さんのハンバーグも少しもらいましたがめっちゃ美味い!このハンバーグももちろんドゥミグラスソース仕上げなんですが、お肉を全力で引き立てているのに上手にメインにのし上がっていやらしくない!

口に運ぶたびに繊細でありながらダイナミックに訴えかけてくる。そしてすっごく上品。なのに庶民的というか気取らずがっつり食べれる。これが洋食の魅力です。

初代から受け継がれるドゥミグラスソース

グリルミヤコは創業50年。震災を乗り越えてなお、神戸の洋食文化を支え続けてくれています。

初代である宮前敬治さんは外国航路客船のコックさんで、船の中で洋食と出会ったそうです。チーフまでをも務め上げたのち、船を降りてお店をオープン。宮前さんは神戸出身ではありませんが、入港でよく訪れていた神戸の街を選んだとのことです。

外国航路の船舶で働くコックさんたちの社会には代々ソースやブイヨンをパスしていく伝統があり、グリルミヤコのドゥミグラスソースもまた、初代が陸に上がる前に乗船していた「ぶらじる丸」の厨房のものも入っているといいます。


我が地元明石の穴子屋に受け継がれる継ぎ足しのタレと同じように、グリルミヤコのドゥミグラスソースも追い足しされて現在まで受け継がれており、あの阪神大震災の時でさえも何よりも先にお店のドゥミグラスソースを持ち出し、冷凍し、ソースを守り抜いたそうです。

初代の命とも言えるこのドゥミグラスソースは現在フランスはパリで修行された息子さんである2代目が変わらず守り抜き、神戸元町の街で提供し続けてくれています。

他国の港に停泊しても「あの船のソースは美味いらしい」と聞きつければすぐに少し分けて貰いに行ったそうで、ソースだけの歴史を見れば実に100年はあるとのこと。船舶コックさんのユニークな食文化が生み出した貴重な歴史と確かな技術と味を、リーズナブルな価格で提供し、身近なものとして傍にい続けてくれているのは本当にありがたいことですよね。

マッシュポテトの盛り方は船乗りと関係がある

このマッシュポテトがメインのシチューを囲う独特な盛り付けも、外国航路客船で出されていた料理であることに密接に関係しています。


それは船が揺れてもシチューがこぼれないように工夫されている船舶スタイル。こういった歴史や工夫を知れば料理がより一層楽しく、おいしく味わえます。


神戸に来たらグリルミヤコに立ち寄るべし!
僕は洋食が大好きです。子供の頃のご馳走イメージが抜けていない子供じみた理由もありますが、腕はピカイチで美味しく調理する方法を知っているのにも関わらず、そのスキルや経験値を高い値段を取ってある一定の層だけに贈るのではなく、庶民に洋食の魅力を知ってもらいたい、みんなに食べてもらいたいという素敵なハートがあるように感じます。

一流の腕と味をリーズナブルな値段で提供してくれるがゆえに、子どもがちょっと背伸びできてオトナの階段を駆け上がらせてくれるような、成長させてくれているような感覚があります。ちょっとしたテーブルマナーとか、注文の仕方とかフォークナイフの使い方とか立ち振る舞いとか。洋食屋さんはちょっと洒落た大人のお勉強をさせてもらえる場所でもあります。

深い歴史と確かな味を頂きながら価格はとってもリーズナブル。観光地としても有名な神戸ですが、こちらに来られた際はぜひ訪問されてください。大阪に来たらたこ焼き・お好み焼きのように、神戸に来たらここグリルミヤコ!ここに来れば神戸の歴史と味を一度にお腹と心で満足させてくれますよ:)

▼シェアしてもらえるとめっちゃ嬉しいです:)
  2016/03/08
       
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