AppleCare・・・みなさんがApple製品を購入した際に必ず耳にする言葉ではないでしょうか。
iPhoneならまだしもMacBookブラザーズやiMacなど、スペックと金額を悩みに悩み抜いて決断した暁の、最後の最後で追い打ちをかけてくるアレです。
「高い買い物ついでだから。」という太っ腹の方もいれば、「いやいやもう無理。」っていう節約家の方もおられるとは思いますが、ちょっとその重要性を考えてみたいと思います。
拙者は先日MacBook Airを購入の際、14年のアップル人生の中で初めてAppleケアに加入したでござる。
その金額¥23,800(MacBook Airの場合)
ボロい!ボロすぎるではないかApple殿!
AppleCareってなんぞ?
簡単にいうと、Apple製品を購入したら付いてくる基本の1年間の本体保証と90日間の電話サポートを延長しますよ(機体によって年数はバラバラ)という有料サービスです。
そのサービス自体はとてもありがたいのですが金額がぱネェ。笑えないぐらいぱネェ。
マシン別の金額と保証年数
Appleケアの金額や保証年数はマシン別に細かく設定されていています。ちなみにMacBook Airの場合だと冒頭の金額で3年間の機体保証が付いてきます。
マシンによって金額とサービスはバラバラです。例えばMacBook Airの11インチと13インチで金額とサービスは違います。
MacBook Airの13インチはMacBook Proの13インチと同じですが、MacBook Pro 13インチのRetinaはまた別の金額とサービスです。
こんな感じでいちいちややこしかったりします。まず自分のマシンがどれに当たるのか、以下のオフィシャルホームページでちゃんと確認することが先決です。
そもそもAppleカスタマーサポートの対応は不評
Appleに限らず保証対象から外された製品はどこの国も「保証」はしてくれないのは当たり前ですよね。
しかしAppleが一味も二味も違うのは何もセンスだけではありません。
「本体交換してよ」というクレームではなく、電話で「わかんないからちょっと教えていただけませんか?」と腰を低めに歩み寄っても「ここまでは無料で話せますが、AppleCareに入ってなければここから先のトラブルシューティングはお金がかかります。」
うそーーん!めっちゃアメリカン!!
と、金が全てかのように蹴散らされます。ただ、今の時代ネットに潜ればだいたいのことは結構解決できちゃうのでトラブルシューティングを理由にアップルケアに入る必要はないと思います。
Appleケアに入るのは10万越えの買い物の時でいいんじゃないか
我が家のApple事情は
MacBook Pro 15インチ(故障中)
Apple TV
iPhone×3
iPad mini
AirMac Express
AirMac Extreme
MacBook Air(祝:初購入)
というラインナップですが、Appleケア対象製品は先日購入したMacBook Air以外、入ったことは一度もありません。
というのも幾度となくマシントラブルはあったのですが、カスタマーサポートへの電話対応やネットで解決できたのでAppleケアの必要性が全くありませんでした。
ところがMacBook Proのロジックボードが故障という「どうしてそこが故障すんだよ。初期からあった初期不良じゃねぇのかよ!」的な修理以外の解決方法が全くないトラブルに見舞われて4万円の修理代という、なんとも言えない脱力感。
そしてどれだけ丁寧に扱おうとも約2年ほどで不具合連発するMacBook Proに対する、なんとも言えないハズレ引いた感。
これが前回のMacBook Airへの買い換えとAppleケアの加入の後押しをしたわけです。
iMacは高い買い物とはいえ、机の上で貫禄のたたずまいを続けるわけですから安心ですが、MacBookブラザーズの場合は外出する訳ですから、頻繁に連れ出す人、連れ出すつもりの人はAppleケアに入っておくことを強くオススメします。
iPhoneの場合
よく聞くのは「iPhoneとAppleケアの組み合わせ」なんですが、iPhoneはアップルケアに入っていなくても一年以内のマシントラブルであれば機体を交換してくれます。僕は3GSから使い続けてますがAppleケアのお世話になったことはありません。
それにsシリーズや新機種に伴う2年毎の買い換えサイクルや、最近であれば一年で機種変キャンペーンなどもあるので、iPhone+Appleケアの組み合わせはそこまで慎重にならなくてもいいのではないかと思います。
ところがiPhone6以降画面が割れやすくなるという現象が起きてます。実際僕もiPhone6で初めて画面を割りました。ちょっと、ほんのちょっと落としただけです。粉砕です
この記事を書いたのにもかかわらずiPhone6はAppleケアに入ってません。キャリアの保証にも入ってません。はい…自腹で大金を払い治しました。
誰しも大切なiPhoneを落としたくて落とす人はいないと思います。「落とさない」というより「落ちる」という前提で物事を考えた時、6以降のiPhoneは入った方がいいかもしれません。
特に6 Plusは画面が大きいので修理代金も破格です。6sシリーズが発表になったものの画面が割れにくくなったかどうかはまだ不明です。しかしAppleケアは購入時にしか入れないので経験者は断言します。
iPhone6sはAppleケアに入ろうと。
いや
キャリアの保証でもいいかな
どちらにせよiPhone6以降は保証に入った方が良いと思います。
重要なのは納得できるかどうか
10年以上前に買ったiMac(Intel未搭載)は化石同然とはいえ、電源を入れればまだまだその役割を果たせます。
しかし、どれだけ大切に扱ってマシン自体が動き続けることが出来たとしても、PCマシンとOSの開発・発展スピードとリリースが凄まじく早いサイクルなので、フルにパフォーマンスを発揮出来なくなる日も早いかもしれません。
Intel搭載後のiMacやMacBookブラザーズは比較的ストレスを感じることも少なくなりました。昨今においてはスペックも格段に向上して、3年程度使用したところで時代に取り残されるような事はないと思いますが、Appleケアに入ったとしてもバッテリーの寿命を考えるとフルパフォーマンスを体感できる時間はやはり限られます。
革製品の様に、使い込めば使い込むほど味や雰囲気を増す類いとは違うので、自分なりの買い替えサイクルに当てはめてAppleケアの購入を検討するのが一番ベストかもしれませんね。
今回のマジで!
僕はMacBook Proの件があるまでは1ミリも必要と感じたことはなかったし、店頭でも即答で「いらんっす!」と一蹴してきました。Appleケアに対して全く必要性を感じることなくここまで来ました。しかしMacBookブラザーズは別物だなと。。。
使用頻度と外出率によりますがMacBook系は入った方が絶対いいです、絶対。(結論