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MAXY aka MIWAがASIA KRUMP CHAMPIONSHIP GIRL SIDE優勝!!

 

表現しようのない喜びが胸の中に渦巻いています。

当初このブログでは、今の自分のライフスタイルを築き上げてくれたストリートダンスという文化を、とりわけKRUMPというダンスの情報発信を、恩返しを込めて積極的に扱うつもりでした。

しかし、ダンスは常に現場主導で、様々なムーブメントが生まれては消えていくのが日常ゆえ、主役は現場にいるダンサー全てです。特にKRUMPに関して言えば、いまだスタイルの進化は日常的に早く、3日も現場から離れると、バトルやセッションの感覚は一撃で鈍るし、シーンからは遠ざかってしまいます。ずっとキープしてるとはいえ、現場から離れて数年経つ僕は化石同然でしょう。笑

しかし、この吉報はブログに書かずにはいられない。いや、書かなければならない。今思えば、記念すべきダンスの一記事目がこれで良かった。これが良かった。

過日、韓国で行われたASIA KRUMP CHAMPIONSHIPのGIRL SIDEで見事、MIWA aka MAXY(from MAXY FAM)が優勝しました。

本来であれば先にKRUMPという文化を語る必要がありますが、申し訳ありませんが本日は割愛させてください。KRUMPの創始者であり、世界のトップダンサーでもあるTIGHT EYEZがジャッジに入ったAKCのレディース部門のチャンピオンとして美和が輝いたビッグニュースを、大手民法メディアからの報道が遅れてるので、アスランに変わって私@itzTA2OWが発信させていただきます!

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この瞬間をずっと待っていた

本来であれば報道ステーションで取り上げられてもおかしくないほどのこのビッグニュース。

この快挙に湧いたクランパーやダンサーさんは多いのではないでしょうか。彼女のインスタグラムには喜びの声が日本内外問わず陸続と届いています。特に美和の生徒さん達は歓喜されているはず!おめでとうございます!


しかし僕を包んだ感情は、決して驚きではありません。彼女のKRUMPを、彼女自身の内側を知るクランパーや仲間たちはこの結果は当然と思うのではないでしょうか。その一人である僕は少なくともこの瞬間をずっと待っていました。クリエイターであるTIGHT EYEZが美和を認めてくれる日を。

こう言ってしまうと誤解されるかもしれませんが、彼女は名声というものに全くこだわっていません。というよりも彼女は「自分のKRUMPが負けるはずがない」と本気で信じています。それは自惚れというチープなものではなく、自分の内側と対話し続け、理解し、あらゆる苦悩を受けきり、自分を強く信じている心と、それを裏付ける練習、セッション、バトルの先にある自信の現れです。それが結果としてタイトルに繋がったのだと思っています。


KRUMPはダンスというカテゴリーにありながら、スキルやテクニック、ムーヴというよりも、パワーやエナジー、表現するキャラクターの個性やオリジナリティという、自己表現と内面(自身)解放の要素がかなり重要視されています。それらをより伝えやすく表現するためにスキルを身につけるといった方が正しいかもしれません。

それはKRUMPというダンスが、ロサンゼルスはコンプトンで生まれた環境や背景にあるのですが、他にもある重要な要素をふくんで一つの文化として成立するほどのジャンルです。



例え上手かったとしても、気持ちが乗っていなければ精神が凌駕したKRUMPには喰われる。一見すれば矛盾してるようですが、ダンスの本質に一番近いジャンルだと信じていますし、だからこそ僕は生活を捧げることができました。

これらのあらゆる複雑な要素をKRUMPを通して具現化する一番の近道はなにか?それは練習はさることながら、自分の内側との対話と慈愛の深さだと思っています。つまり、自分のことをまず自分が一番理解した上で、KRUMPではfam(仲間)と表現しますが、自分に関わる全ての人への思いやりや理解、心の奥底から湧き出てやまない感謝(ダンサー語録=リスペクト)がなければ発揮できません。その中には尊敬、敬意も含みます。

MAXYの人格を知っている人は、上記の文=MAXYそのままやん!って思う人も少なくないはず。それでいてストイックで情熱的で、悪への闘争心も兼ね備えている。僕は、KRUMPをするために産まれてきた女の子だと信じています。それは、彼女にしか継承できない大切な要素があると確信しているからです。

タイトルの名が示す通り、地球上から見ればASIAかもしれませんが、彼女を評価する人は世界中にいるでしょう。WORLDに通用する(もうしている)ことを僕は一片も疑っていない。だから僕はこの瞬間を待っていたのです。

もちろん、その域に達しているクランパーは美和だけではありせん。この日本にはKRUMP界を牽引する使命を、KRUMPの創始者EYEZ自身から授かったJUNさん率いるTwiggz Famを筆頭に、本国アメリカで認められ、名前を受け継いだクランパーはたくさんいます。名を受けずとも、草の根でKRUMP界を純粋に支え盛り上げ、ローカル、シティに関わらず活動し、クランパーは日本全国で奮闘。まだ一人一人が本当に主役の時代です。

そのことについてはまたの機会で紹介させていただきます。ただ、彼女だけは特別なのです。大切な家族なんです。

昔話はかっこ悪いので控えますが、とにかくこの快挙が嬉しすぎてたまりません。笑

ダンサーは人として大切なことをストリートから学んでいる

話はAKCから一瞬それますが、今回の美和にも当てはまるので紹介しようと思います。

海外へ向かう時、ストリートダンサーは自費です。一般の方は当然だと思いますよね。しかし、ただの旅行ではありません。ダンサーはスキルアップやタイトルへの挑戦の費用をわざわざ工面して海外へ向かいます。

なんの為に」この定義は様々ですが、夢への実現や応援してくれている人のため、支えてくれている家族や生徒さんへのためなど。もちろん名声のためだけの人もいると思いますが、その挑戦というプロセスのために働くだけで一日を終わらせず、日夜ストリートへ練習に繰り出すのです。

先輩に対する礼儀や練習マナー、挑戦をハードルと意識しないストイックさ、そのための労働。それらを自分と自分以外の人たちのために実行できるのです。地で行くことの厳しさと大切さを、少なくともダンサーと呼ばれる人たちは、ストリートとそこに集う仲間から学んでいるのです。

好きなことだから当然と思われるかもしれませんが、好きなことだけにそこまでの膨大な時間と費用、疲労を長期にわたって続けれるでしょうか?そのために娯楽を自制し、トレーニングもする。これをプロならまだしもストリートレベルで。かといってタイトルを取ったら膨大な賞金が貰えるわけでもなく、テレビやラジオに出れるというわけでもないのに。

己のプライドというものに、真正面から挑戦する強さと実行能力をダンサーは持っています

継続は努力なり。努力は歓喜なり。
僕には美和の本当の人生の苦労というものはわかりません。それはどこまでいっても彼女自身にしか知り得ないことです。でも、その苦悩や葛藤というものから逃げず、毎回涙を流しながら全身全霊で挑む彼女を見てきています。乗り越えれるかどうかわからない。でもまず努力してみる。人にどう写ろうと挑戦してみる。彼女には失礼かもしれませんがセンスとか才能とか、そういう類ではないように思います。

それはただただ、彼女の人間らしい一途な気持ちと努力、その全ての生き様がASIA KRUMP CHAMPIONSHIP優勝という快挙を成し遂げさせたのだと確信しています。

KRUMPにおけるバトルやセッションでは、全てのムーヴに己の魂や想いを、挙動一つにまで込めて全身で踊り抜きますが、それを練習だけで獲得できることは到底不可能。やはり日頃から苦難から逃げずに、向き合い続ける心のタフさがなければ成し得ません。全てのバトルで最高のパフォーマンスを発揮し続けることのできるモチベーションやタフさは偶然では起こりえない。どこまでいっても、一途な努力なしで獲得することはできないのです。

それを踏まえると、努力という誰でも出来る与えられた平等の権利で、大きな快挙を成し遂げれることへの勇気をもらった方も多いことと思います。そしてその快挙は、ASIA KRUMP CHAMPIONSHIPで勝利したというより、今までの経験、葛藤の全てに勝利してきた証のように感じます。

羽生結弦選手のニュースがあったからかなー、ちょっと報道が遅れたのかもしれませんね。何はともあれMIWA aka MAXY、喜びを与えてくれてありがとう!と、彼女にはおめでとうという言葉と同じくらい伝えたいですね。帰国が楽しみです;)

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  2016/01/04
       
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